七回目のワークショップは暗室実習。
前回のポートレイト撮影実習の時のネガを使って暗室プリントでした。
(写真は次のルーニィさんの公募展にと考えていた一枚です。)
暗室作業自体はこれで3回目、全体的なワークフローに慣れてきたんじゃないかと思っていたんですが、毎回少しづつ新しいことを聞くのでやっぱりあたふたしてしまった気がします。次の暗室(モノクロは最後)のこれまでにやった作業をサポートなしで自分でやってみるってことなんですが、どうなることやらです。
プリント作業的には、前回までに習っている手順と変わらない内容でしたが、
新しく教わったのが”覆い焼き”と”焼き込み”の手法。
全員がやってみたわけじゃないんですが、師匠が一枚目のプリント結果をみてもう少し調整が出来そうなプリントにそれぞれのやり方を指導して頂いて、やってみたって感じです。
私は一部分露出差が大きい部分(明るい)があったので、その部分を焼き込む手順を試してみました。手順と考え方はなにも暗室にかぎらず、Photoshopで写真の調整をするのと同じですね。チャンスがあれば覆い焼きもやってみたいですね。
大きく違うなと思った部分は、あまり細かく調整しようとしようとせず大まかにやることで、自然なプリントに仕上がるという部分かなと思います。Photoshopでもやり過ぎるとわざとらしい感じになるのと同じかなと思いますが、暗室ではあえて大まかにやるというのも大切になりそうな感じ。
とは言っても全然経験がないので、まずは、これからどんな時に覆い焼きや焼き込みが効果があるのかどうか判断がつくようになりたいと思います。
暗室作業とは別に思ったこと。
自分の写真が詰まってないなぁ〜ってこと。フレーミングに余計な余白が多くって、WSの皆の写真をみていて何だから羨ましいなとか思いました。言い訳ですが、今回プリントしたのは新しく買ったLeica M3で撮ったものだからフレーミングやピント合わせに慣れていないから、ということにしておきました。
今回は写真集の紹介は無かったのですが、昔の師匠のポートレートの作品を見せていただきました。
正直どれも超がつくほどかっこいい。仕事として撮っているからこそのクオリティなのか。スタジオで仕事として撮るということは、知っていることを再現性を持たせることが出来るように論理的に理解できる必要があるのかな。そういう理解レベルっていうのに必ずしも到達する必要は無いのかもしれないのですが、やっぱり感覚的な部分を脱することで新しい部分が見えてくるはずなどと思っています。
自分自身も写真をこれから続けていくのに、なんらかの形での写真の基礎の積み重ねが要るのかなと、サラリーマンな自分としてはちょっと不安を感じました。