今回のワークショップは暗室カラープリント!
(写真は初めて撮ったコンタクトプリント。印画紙をセットするときにネガが歪んで乗ってしまいましたw)
これまでモノクロプリントの暗室作業がメインでしたが、WSも最後に近づきカラーネガからのプリント。ちょっと体験レベルだったのかもしれませんが、それでもモノクロプリントで初めてチャプチャプして像が浮かんできた時と同じ感動がありました。
これまでのモノクロ作業で少しは手順も分かってきたつもりでしたが・・・完全暗室(真っ暗)の作業をなめてました、はい。もしかして真っ暗って慣れることが無いんじゃないかなと思うぐらい。
<カラー暗室作業!>
カラープリント、モノクロプリントと比較して大きく違うのが、やっぱり色の調整。
モノクロについては、ある程度ちゃんと撮れていたらストレートに焼いても普通にはプリントできるような気がしています。しかし、カラープリントは基準の調整がちゃんと出来ていてやっと普通にプリントできる感じ。
勿論、同じフィルムでとった写真で、同じ引き伸ばし機、同じ現像機であればある程度、ニュートラルになるパラメータは得られるみたいですが、ストレートにプリントできるまでの調整までが大変だなというのが第一印象でした。
カラーの調整について細かく書きたいところですが、まったく理解が届いていないので簡単なメモだけ。(暗室カラープリントに関する記述がネット上に少ないようです、どなたか纏めてくれないですかね。)
・カラープリントは C・M・Y(シアン・マゼンダ・イエロー)で調整
・実際の調整時には M・Y で調整
・プリントする際にはネガの関係を意識すること
C・M・Yでの調整でちゃんと理解しておかないとダメなのが、色相環とCMYとRGBの補色の関係。よく色の三原色とか言われるやつですね。
ただ、正直自分で焼いたプリントをみて、どう調整しなければいけないのか、全く判断が付かないので、まずはプリント結果から色を見る力をつけないといけないですね。
正直理解出来ていない部分が多すぎてこれ以上かけないのですが、この部分をもっとちゃんと理解するとPhotoshopでのデジタルの調整も、もっと理解して出来るようになる気がするので、今後早めに習得したい課題の一つです。
自分が焼いた写真だからフィルターがかかっているのか、カラープリントって綺麗にできるんだなぁと思いました。デジカメでとった写真では分からないかもですが(↓これ)
で、今回のWSの最後に紹介頂いた写真集は、
鈴木理策さんの写真集
・Mont Sainte Victoire
・sakura
どちらも大判を使ったカラーネガの作品なんですが、写真集でもそのプリントという色使いが綺麗で、撮り方が非常にシンプルなのに見応えたっぷり。僕は特に桜の綺麗さが印象に残っていて、撮り方からすると同じようなイメージなのに、長く見れる気がします。できれば大きなプリントの展示で見たかった。
因みに、調べてみましたが、どの写真集も新品(定価)での入手は難しいようです。Mont Sainte Victoireなんだか手に入れておきたい一冊です。それにしても既にAmazonでプレミア価格っていうのは財布に厳しいです(笑)